健康診断とは
診察および各種の検査を通じて健康状態を評価することで、健康の保持や、生活習慣病をはじめとする疾病の予防・早期発見に役立てるのが健康診断です。
当院では、「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、「特定健康診査(特定健診)」を実施しています。
特定健診とは、私たちの健康を脅かす、がん・心臓病・脳卒中・糖尿病などの生活習慣病への罹患リスクを高くするメタボリックシンドロームを早期のうちに発見するための健康診査です。「特定健診」は日頃の健康管理のためにも積極的に受けるようにしてください。
なお、当院は東大和市、小平市、武蔵村山市が行っている特定健康診査の実施医療機関です。
東大和市・小平市・武蔵村山市の特定健診
対象者
当該年度の4月1日時点で東大和市、小平市、武蔵村山市の国民健康保険に加入している40歳から75歳未満の方。
※年度の途中で社会保険等に加入した場合は、加入日以降は健診を受けることはできません。
受診方法
当院では特定健康診断は予約制とさせていただいております。
お電話での予約も受け付けております。
木曜日は検診業務を行っておりませんのでご注意ください。
案内到着日から受診券記載の有効期限までに、受診してください。
当日持参するもの
国民健康保険証、市から送付された特定健康診査受診券、質問票、受診票
費用
無料
ただし、検査の結果から、さらに詳しい検査や診療を受ける場合は、自己負担が生じます。
※詳細は各自治体のホームページをご確認ください
検査にあたっての注意事項
- 健診当日は、お越しになる前に、自宅等で必ず体温の測定をしてください。
発熱や、咳や痰などの呼吸器症状がある場合はお電話でご連絡ください。 - 風邪症状がない場合でも、マスクの着用や受診前の手洗い、手指の消毒をお願いします。
- 現在、治療中の方は、主治医に相談の上、受診してください。
- 薬を服用中の方は、当日の服薬について主治医と相談してください。
- 健診の前日は、アルコールの摂取や激しい運動は控えてください。
- 診察及び腹囲測定がありますので、着脱しやすい服装で受診してください。
- 健診結果の説明についても予約制をとっています。
特定健診の検査項目
※がついている項目は医師が必要と判断した場合に実施いたします
肥満度の指標
- 腹囲
脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類があり、特に内臓脂肪が過剰に蓄積した状態(内臓脂肪型肥満)は、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高めます。 - BMI
体重と身長のバランスを計算して、肥満や痩せを確認する指標です。腹囲が基準内であっても、BMIが25以上であれば内臓脂肪型肥満の可能性があります。 計算式: BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
高血圧の検査
- 血圧
収縮期(最大)血圧は心臓が血液を送り出す時の圧力、拡張期(最小)血圧は心臓が血液を受け入れる時の圧力です。血圧が高い状態が続くと血管が傷つき、動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。
血中脂質の検査
- 総コレステロール
血中の脂質の一種で、動脈硬化のリスク評価の目安になります。 - 空腹時中性脂肪 (随時中性脂肪)
食事や肥満が影響し、値が高くなることがあります。中性脂肪が多いと、動脈硬化が進みやすくなります。 - HDLコレステロール
血管内のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を肝臓に運ぶ働きがあり、動脈硬化を防ぐ役割を果たします。 - LDLコレステロール
血管内に蓄積し、動脈硬化を進行させる原因となるコレステロールです。
肝機能の検査
- AST(GOT)
肝臓や心臓の筋肉、骨格筋に多く含まれる酵素で、肝臓の異常があると上昇します。 - ALT(GPT)
主に肝臓に存在する酵素で、この数値が高いと肝炎や脂肪肝などが疑われます。特に内臓脂肪型肥満の方は脂肪肝に注意が必要です。 - γ-GT(γ-GTP)
肝臓や胆道の障害があると数値が上がり、特にアルコール性肝炎の指標にもなります。
血糖の検査
- 空腹時血糖
血中のブドウ糖の値を測定し、インスリンの働きや血糖値の調節具合を確認します。インスリンが不足したりその働きが悪くなると、血糖値が高まり糖尿病のリスクがあります。 - HbA1c
過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映する指標で、長期間の血糖コントロールを確認するのに役立ちます。 - 尿糖
血糖値が高くなると、尿中に糖が排出されます。これにより糖尿病の進行状況を把握できます。
腎機能の検査
- 尿たんぱく
尿尿中にたんぱく質が検出されるかを調べ、腎臓の異常を確認します。通常は尿中にたんぱくは含まれません。 - 尿潜血
尿中に血液が混じっているかを確認し、腎臓や膀胱、尿管などに異常がないかを判断します。 - クレアチニン
老廃物の一種で、腎臓が正常に機能していないと体内に蓄積され、血液中の数値が上昇します。 - eGFR
腎臓が老廃物をどれだけ効率的に排出できているかを示す推算値で、腎機能の低下具合を評価する指標です。 - 尿酸
尿酸値が高いと腎機能が低下している可能性があり、高尿酸血症が進行すると痛風を引き起こす原因となります。
肝機能の検査
- アルブミン
栄養状態を確認するための指標です。低アルブミン血症は低栄養の可能性を示唆します。
貧血の検査※
- 白血球
体内に炎症があると数値が上昇します。 - 赤血球
血中の赤血球の数を確認し、貧血などの可能性を調べます。 - ヘモグロビン
酸素を運ぶたんぱく質で、これが減少すると貧血の疑いがあります。 - ヘマトクリット
血液中の赤血球の割合を調べ、貧血の有無を確認します。 - 血小板
出血しやすさの指標になります。
心臓の検査※
- 心電図検査
心臓の異常や不整脈を確認するための検査です。
眼底の検査※
脳動脈硬化や高血圧、糖尿病による病変の有無を調べます。
医院概要
- 医院名
- 今井医院
- 院長
- 今井 俊夫
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本内科学会 認定医 - 診療科目
- 内科 消化器内科 整形外科 外科 皮膚科
- 住所
- 〒207-0014 東京都東大和市南街5-36-8
- 最寄駅
- 西武拝島線 東大和市駅
- TEL
- 042-561-3753
- 内科系(院長担当)
- 外科系(前院長担当)